本日、日経平均株価は前週末比255円09銭安(-0.68%)の37,498円63銭で取引を終え、4日続落となりました。TOPIXも2.06ポイント安(-0.08%)の2,738.39と小幅に下落しました。
主な指数の終値と変動幅:
指数 | 終値 | 前日比 | 変動率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 37,498.63円 | -255.09円 | -0.68% |
TOPIX | 2,738.39 | -2.06 | -0.08% |
プライム指数 | 1,409.27 | -1.56 | -0.11% |
市場は、ムーディーズによる米国債の格下げを受け、リスク回避の動きが広がりました。特に自動車や機械、素材株が売られた一方で、半導体関連や銀行株には買いが入りました。
💱 為替と先物動向:円高進行、先物は小幅安
為替(ドル円): 144.81円付近で推移。米国債の格下げを受け、ドル売り・円買いが進行しました。
日経225先物(6月限): 19時時点で前日比60円安の37,330円と小幅安で推移しています。
🏦 日銀のETF買い入れ:本日は実施なし
本日、日銀によるETFの買い入れは行われませんでした。市場の下支えが期待される中、買い入れがなかったことは投資家心理に影響を与えた可能性があります。
📈 東証プライム市場の売買状況と空売り比率
売買代金: 3兆8,215億円(概算)
空売り比率: 本日の空売り比率の詳細は未発表ですが、前週末の米国債格下げを受けたリスク回避の動きから、空売り比率が高まった可能性があります。
🔍 注目の業績修正・決算・IRニュース
EduLab(4427): 2025年3月期の営業利益予想を前回比4.6倍に上方修正。AI需要の高まりを背景に業績が好調です。
エアークローゼット(9557): 同じく営業利益予想を前回比2.5倍に上方修正。サブスクリプションモデルの拡大が寄与しています。
第一三共(4568): 抗がん剤「エンハーツ」への期待から株価が急伸。医薬品セクターへの関心が高まっています。
🧠 筆者の見解:セクター間で明暗、短期的な調整局面か
本日の市場は、米国債格下げの影響を受けたリスク回避の動きが中心でしたが、セクター間で明暗が分かれました。特に、半導体関連や銀行株には買いが入り、医薬品セクターも堅調でした。一方で、自動車や機械、素材株は売られました。短期的には調整局面と考えられますが、セクターごとの動きに注目し、投資判断を行うことが重要です。
📝 まとめ:本日の市場のポイント
- 日経平均は4日続落、米国債格下げが影響
- 為替は円高進行、先物は小幅安
- 日銀のETF買い入れは実施なし
- EduLab、エアークローゼットが業績上方修正
- 第一三共が抗がん剤期待で株価急伸
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