ココナラ×note資本提携+決算分析|今後の株価と成長性を解説

株分析シリーズ

2025年4月23日、スキルマーケット「ココナラ(4176)」に大きな動きがありました。創業者・南章行氏が保有する219万株(発行済株式数の9.3%)をnote株式会社に譲渡し、筆頭株主がnoteへと移行。これにより株価は+31%高のストップ高を記録しました。

さらに直近の決算でも大きな成長が見られ、投資家として注目に値するタイミングと言えるでしょう。本記事では、Yahoo!ファイナンスで取得した株価情報、決算データ、提携の背景と今後の展望をまとめ、深堀り解説します。


ココナラとは?

  • 個人がスキルやサービスを出品・販売できるスキルマーケットプレイス
  • 代行作成、学習支援、デザイン、資料作成などのスキルがオンラインで売買

noteとは?

  • クリエイターが文章・画像・音声を発信・販売できるプラットフォーム
  • SNSでの拡散性に優れ、企業・自治体のオウンドメディアとしても活用

【最新決算分析】2025年8月期第2四半期(2024年9月~2025年2月)

  • 売上高:23億4,100万円(前年同期比+69.7%)
  • 売上総利益:14億9,700万円
  • EBITDA:1億8,500万円(大幅増)
  • 流通総額:前年同期比+10%以上の成長
  • 営業利益率:6.4% → 3.8%に低下(コスト増が要因)
  • 通期計画に対する経常利益進捗率:95.0%

📌注目点:法人発注ニーズが54万件を突破。ビジネス用途での拡大が進行中。


noteとの資本提携で得られる4つのシナジー

① 顧客基盤の共有

  • noteのクリエイター層とココナラの出品者が親和性高く、ユーザー送客・相互活性化が可能

② ブランド信頼性の向上

  • noteの導入実績と社会的信用により、ココナラ側の安心感がアップ

③ プロダクト開発・UI改善の協業

  • 両社ともSaaS型自社開発企業であり、開発知見の共有により機能連携が期待される

④ “個人経済圏”を拡張するビジョンの一致

  • 両社が描くビジョンが一致しており、クリエイター支援・収益化の流れを加速

株価・チャート(2025年4月24日時点/Yahoo!ファイナンスより)

  • 株価:335円(前日比+80円、+31.4%)
  • 時価総額:約80.4億円
  • PER(予想):約61.5倍/PBR(実績):約3.48倍
  • テクニカル:MACD陽転、25日線を上抜け、RSI70付近で過熱感あり

今後の株価動向|3つのシナリオで予測

✅ シナリオ①:noteとの連携強化で株価上昇継続(ポジティブ)

  • 業務提携IRや機能統合ニュースで市場好感 → 500円台を試す展開も

⚖️ シナリオ②:一旦調整 → 再浮上(基本線)

  • 利益確定売りにより300円前後まで押すが、25日線を維持しリバウンド

⚠️ シナリオ③:短期資金の抜けで急落(ネガティブ)

  • 材料出尽くし、需給悪化で270円までの押し目リスクも

【まとめ】ココナラ株は今が分岐点。noteとの提携は“企業格”を変える一手

ココナラは直近決算で強い成長を見せ、noteとの資本提携で中長期の成長シナリオが現実味を帯びてきました。スキルシェア市場の中心的存在として、今後どのように“個人の時代”を形にするのか、注目が集まります。

投資対象としても、成長性とリスクのバランスを意識しながら押し目を拾う判断が有効といえるでしょう。


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