📊 今日の相場観|米中関係緩和と円安が好感され、日経平均は反発
本日、2025年4月23日(水)の東京株式市場で、 日経平均株価は前日比648円03銭(+1.89%) 高 の34,868円63銭で取引を終えました。
主な背景は以下のとおりです:
- 米中通商協議の改善報道により、リスク回避姿勢が後退
- ドル円が155円台に乗せる円安進行で輸出株に追い風
- 前日の米国株が堅調(ナスダック+0.6%)
市場全体に明るさが戻り、買い直しの動きが強まりました。
💡 セクター別の動き|鉄鋼・機械・半導体が主導
- 鉄鋼・非鉄:円安メリット+中国リオープン期待
- 機械・重工業:米中改善報道による輸出期待
- 半導体:TSMC・NVIDIAの好決算を受けて連想買い
- 不動産・内需:やや出遅れ感があるが底堅い
特に、**三菱重工(7011)・住友電工(5802)・東京エレクトロン(8035)**などが強い動きを見せました。
🔍 注目銘柄①:三菱重工(7011)
✅ ファンダメンタルズ
- 直近の決算で通期営業利益を 上方修正
- 防衛・原子力・宇宙など 国策テーマに乗る
- PBRは依然1.3倍前後と割高感は限定的
✅ テクニカル分析
- 75日線をサポートに 上昇トレンド継続中
- 出来高増&前回高値を明確に突破
💬 買い時か?
✔️ 買い増し視点で検討可能。短期の押し目を狙いたい場面。
🧭 意識すべきライン(テクニカル的目安)
- 25日移動平均線:2,600円前後(サポート)
- 75日移動平均線:2,520円前後(下限の目安)
- 直近高値:2,700〜2,750円
- 長期目標水準:3,000円台
🎯 現状の戦略まとめ
- 💡 押し目狙いなら2,550〜2,600円台で分割エントリー
- 🚀 上値追い狙いなら2,700円突破を見てイン
- 🛑 損切りは2,500円割れ or 5%基準(2,511円)で設定
🔍 注目銘柄②:住友電工(5802)
✅ ファンダメンタルズ
- EV関連で需要拡大期待
- 光ファイバー/電装/半導体素材の分野で競争力
- 時価総額1兆円台にしては割安な部類(PER12倍)
✅ テクニカル分析
- 三角持ち合い上抜け+出来高増加
- 短期チャネル内で順調に推移
💬 買い時か?
**✔️ 今が仕込みゾーンと見える。**中期の成長テーマとして妙味あり。
🧭 テクニカル意識ラインまとめ
- サポート帯:2,050円〜2,090円(25日線+下限トレンド)
- 上値抵抗:2,120円〜2,150円(過去3回抑えられた水準)
- 中期目標:2,300円〜2,400円(成長テーマに連動)
🎯 現在の戦略まとめ
- ✅ 今の価格帯(2,050〜2,090円)は押し目買いゾーン
- ✅ 反発を確認して乗るなら2,120円突破が安全
- 🛑 損切りは2,000円割れ(下落トレンド入り)または1,977円(−5%)
🔍 注目銘柄③:東洋炭素(5310)
✅ ファンダメンタルズ
- 半導体製造工程向けの黒鉛製品が好調
- 今期営業利益を20%上方修正
- 株主還元姿勢も強化中
✅ テクニカル分析
- 押し目を作りつつも 高値圏で安定
- 出来高を伴って5日・25日線の上で推移
💬 買い時か?
**✔️ もう一段の押しがあればエントリー妙味大。**テーマ性と業績の両立。
🧭 テクニカル意識ラインまとめ
- サポート帯:3,800円〜3,900円(25日移動平均線付近)
- 上値抵抗:4,000円〜4,100円(心理的節目および直近高値)
- 年初来高値:4,380円(2025年1月7日)
🎯 現在の戦略まとめ
- ✅ 押し目買い:3,800円〜3,900円でのエントリーを検討。
- ✅ ブレイクアウト狙い:4,000円突破時にエントリーを検討。
- 🛑 損切りライン:3,700円割れまたは3,748円以下での損切りを設定。
✍️ まとめ|“噂よりチャート、ニュースより数字”で判断を
今日の日本株は「ニュース」と「為替」によるリスクオン相場。 でも、大事なのは“本当に強い銘柄”を見極めること。
そのためには:
- 決算や業績の数字を読む
- テーマとの関連性を見る
- チャートのサインを読む
この3つをベースに、「自分で考える投資」ができれば、ブレずに投資ができるようになる。
今後も相場観+注目銘柄をセットで発信していきます。以上。
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